２種電気工事士・技能試験

Index

• 概要
  • 技能試験候補問題
  • 準備
  • 練習した時の記録
  • 練習の仕方
• 基礎的なこと
  • ケーブル
  • ランプ・照明
  • スイッチ
  • コンセント
  • 接地線について
  • リングスリーブ
• 複線図
  • 配線図
  • 複線図の描き方
  • ３路・４路スイッチの例
• まとめ

概要

• Aさんが技能試験受けるかもしれないというので、復習を兼ねて、説明用に作成した。
• Hさんも受けるかもしれないので、平成２６年度向けに加筆
  • 平成２６年の、受験申し込み受付は、３月１０日〜４月７日となっているので、ちょっと間に合わないか。。

技能試験候補問題

• 平成２６年度第二種電気工事士技能試験候補問題１３問が公表されている。
• 平成２５年度も、 Aさんが受けた 平成２４年度も公開されている

• 基本的な部品と線材を揃えて、一通り練習しておかないと、時間内（40分以内）に終わらすのは結構難しい。
• 逆に、ちゃんと練習しておけば、たぶん大丈夫！

準備

• 試験に必要な工具は、パラで揃えても良いけど、セットになってるのを売っている。
• 技能試験工具セット

• 実際の作業内容は、なかなか説明しづらいので、
• 電気書院のケーブルセットのDVDとかを参考にするのが良いと思う。
• 自分も１セット買いました。でも、誰か受けた人から部品を貰って、VVFケーブルだけ揃えれば十分練習は出来ると思う。

練習した時の記録

• 自分が受けた 平成２１年度の候補問題もちゃんと見ることが出来る。
• この時に、練習した時の記録が残っていたので参考に。１３問を、それぞれ３回づつ練習している。

• 初回、ほとんど練習せずに挑戦、１日１問づつ

• ２回め、やはり１日１問

• ３回目、１日１問

• 感想 →難しさと言うより、好き嫌いが多いけど

• 注意点
• VVRやEM-EEFは剥きづらいので、何回かやって慣れておいた方が良い。
• リングスリーブは本数の多いものから接続する。後にすると合わせ辛くなる。

練習の仕方

• あくまで、自分のやり方だけど。。

• キッチンタイマー等で、40分でベルが鳴るようにして、タイマースタートと同時に作業開始
• 終了のベルが有ると無いとでは、緊張感が全然違う
• 最初の５分で複線図を描く。残りの３５分で配線作業。
• 描かなくても出来る人はいると思うけど、自分の場合はそうした。配線後のチェックが楽。
• 部品は全部一緒くたにしておいて、その中からまず使う部品を探してから配線する。
• 実際の試験では、必要な部品だけなので、初めから揃えておいても良いんだけど、実際の試験より緊張しない分のハンデとして。
• 最後に、数分間チェックする時間をとる。この分も配線作業の時間に数える。
• 間違いを見つけて、やり直した場合は、当然その分も配線作業時間とする。

• ベルが鳴ったら、間違いが無いかチェックする。
• 練習なので、とりあえず終わるまでやって掛かった時間と、判定結果を記録する。
• どんな間違いをしたかも、ちゃんと記録しておく。
• 自分の間違い易いところが良く分かるので。。

• アウトレットBOXの穴抜きや、ネジ無し電線管の作業は、
• ２回目以降は加工済で出来ないので、それぞれ１分づつ作業時間に加算した。

基礎的なこと

• 技能試験で使う部品、ケーブルについて

ケーブル

• IV
• 屋内配線用のビニル絶縁電線。普通1.6mm、或いは2.0mmの単線ケーブル

• VVF
• IVケーブルを２芯、或いは３芯と束ねて、更にビニル被覆した平型ケーブル
• VVF2.0-2Cというのは、2.0mmの２芯ケーブルのこと

• VVR
• やはりIVケーブルを束ねて、ビニル被覆した丸型ケーブル。
• ケーブルが丸いので剥きづらい。紙などの絶縁材が入っているので、ちょっと面倒。

• EM-EEF
• エコ電線。なんか硬くて、剥きづらいケーブル。

ランプ・照明

• 基本的に、○（白丸）で表される。
• ランプ・レセプタクルは、○に Rで表す
• 引っ掛けシーリングは、○或いは□に ( )で表す

スイッチ

• 基本的に、●（黒丸）で表される。
• ２路スイッチは●２、３路スイッチは●３で表す
• スイッチと照明の対応は、イロハで記述される。

コンセント

• ○に ||（縦棒２本）で表す。
• 脇の数字は、例えば２なら２個口、３は３個口コンセントを表す

接地線について

• 基本的には、白は接地側配線とする。
• 電柱のトランスで、白が中性線として接地されており、
• 赤と黒は逆相の100Vが掛かっているので、普通は黒を電圧側配線とする。

• 少なくとも、コンセントや照明器具部分の配線については、白は接地側、黒は電源側を守る。
• ランプレセプタクルの外側を接地側とする。コンセント等は接地側にW或いはNと表記されている。
• 但し、電源に直結しないスイッチや、ジョイントボックス間の配線等については、
• VVF等の２芯、３芯の組み合わせで、配線しやすい色を使って良い。

• 渡り線の色も、電源に直結する配線の渡り線は、白は接地側、黒は電源側を守る。
• それ以外は、どうでも良いらしいが、迷ったら元の配線の色に合わせておけば良い。
• 施工条件で渡り線の色が指定されることがあるので、注意！

リングスリーブ

• ２種電気工事士の場合、普通、リングスリーブは小と中しか使わない

• 線径が同じ場合、
• 1.6mmなら４本まで、2.0mmなら２本までは小のスリーブとダイス、
• それ以上は中のスリーブとダイスを使う
• 但し、例外的に1.6mmｘ２の時だけ○のダイスを使う

• 線径を混ぜる場合、
• 2.0mmｘ１＋1.6mmｘ２までは小のスリーブとダイスで、
• それ以上は、中のスリーブとダイスを使う

• リングスリーブのサイズとダイスの刻印を間違えないように

• それから、1.6mmｘ４本通すのは難しいので、被覆剥きを長めにしておいてキレイに揃えて入れる。
• どうせ後で、はみ出した部分は切るので、いつも長めにしておいた方が間違いない。

複線図

• 実際の工事の時は、複線図なんて描かないのかもしれないけど、
• 技能試験では、間違えないように複線図を描いてから配線した方が良いと思う。

• 複線図を描く時間は十分あるから、これを間違えないように！

• ちなみに、この複線図は久々に描いたので、間違ってるかもしれません。
• あまり信用しないように。。。

配線図

• とりあえず、比較的単純な配線図の例

• 基本は、○がランプで、●がスイッチ
• 引掛シーリングは□に()だけど、これもランプと同じようなものと考える
• 真ん中の□はジョイントBOX
• E19というのは金属管で、最後に銅線でジョイントBOXと接続しなきゃいけないので忘れないように。

• 配線図は、家の中をどのように配線するかが描かれているけど、
• 配線の本数とかは書かれていないので、これを基にして複線図を描く。

• 配線材が書かれていない場合は、VVF1.6を使うということ。

複線図の描き方

• ランプと引掛けシーリング、スイッチを描く
• ジョイントBOXは、邪魔になるので描かない（自分の場合は。。）

• まず、接地線を描く。これは必ず白で配線すること。Wと描いておく
• ランプやコンセントには、必ず接地線が接続される

• 次に、電源側配線。これは必ず黒で配線すること。Bと描いておく
• コンセントとスイッチには必ず電源線が接続される
• 但し、３路スイッチ、４路スイッチの場合は必ずしも電源線が直接接続されないことがあるので注意

• イロと別スイッチになっているので、間違えないように配線
• 間違えると重大欠陥なので、要注意

• 最後に、ジョイント４個を描いて、残りの配線の色を決める
• ケーブルは２芯なら黒白、３芯なら黒赤白なので、残りの色を適当に割り当てる

• 但し、この問題では、スイッチへの配線はIVケーブル使うので、Rが無くてWを使うとか有り得るかもしれない。
• でも実際、色分けされてないとスイッチの配線を間違いやすいので、色分けしたいところだけど。

• 問題用紙の余白はあまり無いので、あまり大きく描けないのが辛いけど
• これ間違えると、描いた意味が無いので、慎重に描きましょう。

• ケーブルの色も、BWRとハッキリ書いておきましょう。
• スリーブ接続で、結構間違いやすいので、せめて複線図は分かりやすく。。

• ３色ボールペンを使って、色分けして描いても良いと思います。
• でも自分は、色を変えるのが面倒なので、単色派ですが。。

３路・４路スイッチの例

• もう一つ、３路・４路スイッチを使った例も挙げておく
• これは、同じランプを複数のスイッチを使って、どのスイッチでも自由にON/OFF出来るようにする
• 配線の基本は、２ヶ所なら−３＝３−、３箇所なら−３＝４＝３−、４箇所なら−３＝４＝４＝３−という感じ
• 両側の３路スイッチで、２つの経路のどちらかを選択、途中の４路スイッチで経路をクロス出来るように配線する

• ランプとスイッチを描く
• 基本的に、ランプは○、スイッチは●で

• ３路スイッチと４路スイッチを描く（自己流）
• ちゃんとスイッチを描いた方が良いかもしれないけど、面倒なので。

• まずランプまで、接地側を白で配線。これは必ず白で配線すること
• コンセントやランプが有る時は、必ず接地側を白で配線する。

• 次にどちらかの３路スイッチの元の１本の側まで、電源側を黒で配線。これは必ず黒で配線すること
• コンセントがある場合は、必ず電源側を黒で配線する。
• 単純なスイッチの場合、必ず電源側配線を繋ぐんだけど、３路スイッチの場合、両端のどちらかだけになる。
• ４路スイッチは、途中に入るので、電源側配線が直結することはない（と思う）

• 電源側を繋いた３路スイッチから２本の配線を、４路スイッチまで接続する。
• さらにその４路スイッチから２本の配線を、３路スイッチまで接続する。
• ３路スイッチの残りの１本の方から、ランプに接続する。

• これでジョイントは７箇所になる。
• ３本の配線は３芯ケーブル、４本の配線は２芯ケーブル２本で配線する。
• 残りの配線の色は多分適当に決めて良いと思うけど、
• 左の３路スイッチのランプ側は接地側なので白にしたい気がする。

• これ、配線は簡単だけど、ジョイントボックスに７箇所のジョイント押し込めるので、
• 丁寧にやらないと、ぐちゃぐちゃになるかも。

まとめ

• 複線図の描き方は、結構自己流なので、間違ってたらゴメンナサイ。

• とにかく練習はしないと、なかなか時間内に終わらすのは難しいけど、
• 技能試験は、十分練習して落ち着いてやれば、大丈夫。

• ただリングスリープの刻印は、厳密に決まっているので、
• これは覚えるしか無い。

• 施工条件が書いてある場合があるので、問題は良く読むこと。

• まぁ、結構、やりがいがあって楽しい試験でもあるので、
• 是非挑戦してみて下さい。

• 自分はこの工具を買ったけど、
• 結局、実際使ったのは、VVFストリッパーとドライバーぐらい¹かな。。
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• 練習のための材料も自分で揃えるのは大変なので、買った方が良いかも
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