Visual Studio Express 2013を使ってみる

by K.I

2014/03/06 〜

Index

概要
Visual Studio Expressのインストール
- Gitを使う準備
- Githubへ接続してCommit
- 変更してCommit
Windowプログラムの作成
- 何もないWindowの表示
リソースを使う
- リソースエディタのインストール
- Dialogリソース
- Dialogにアイコンを付ける
- Menuリソース
- プログラム
まとめ
エラー
- error C1033：プログラムデータベース '***.ibd'を開けません
- Character string expected.（ResEditのエラー）
- afxres.h could not be found in any include path. （ResEditのエラー）

概要

久々に、VisualCを使ってみようと思う。

以前使っていた時は主にVC5で、実は、Visual Studio 2005 Standard Editionも持ってるんだけど、
折角なので最新のVisual Studio Express 2013を使ってみる

Expressは、リソース編集機能が無いので、製品版のVisual Studioを素直に買った方が良いと思うけど、

とりあえず、3rdパーティのリソースエディタ ResEdit¹を使ってみる。

但し、自分は基本的にはCしか使わないし、クラスもほとんど使わないので、あまり参考にはならないと思う。

あくまで、自分用のメモってことで。

¹Macのリソースエディタと同じ名前だ。懐かしい。。

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Visual Studio Expressのインストール

VisualStudioのサイトから、Visual Studio Express 2013 for Windows Desktop をダウンロード

for Windows は、Windows8のストアアプリを作る奴らしい。

とりあえず、HelloWorld.cppを、以下のように記述

#include "stdafx.h"
#include <windows.h>

int WINAPI WinMain(HINSTANCE hInst, HINSTANCE hPrevInstance, LPSTR lpCmdLine, int nCmdShow)
{
        MessageBox(NULL, "Hello World!", "Message", 0);

        return 0;
}

コンパイルする。以下のようなエラー

error C2664: 'int MessageBoxW(HWND,LPCWSTR,LPCWSTR,UINT)' : 引数 2 を 'const char [13]' から 'LPCWSTR' へ変換できません。
IntelliSense: 型 "const char *" の引数は型 "LPCWSTR" のパラメーターと互換性がありません

これは、コンパイラがUnicodeを使う設定なのに、charの文字列を使っているからなので、_Tマクロで変換すれば良い。

                MessageBox(NULL, _T("Hello World!"), _T("Message"), 0);

でも、文字列をいちいちこんな風に書くのは面倒なので、マルチバイト設定²に設定する

ソリューションエクスプローラで、プロジェクト名を右クリック、プロパティ→構成プロパティ→全般→文字セットを、
- Unicode文字セットを使用する → マルチバイト文字セットを使用するに変更する

これで、まず上記のエラーはなくなるが、mainが無いと怒られる

これは、最初にコンソールアプリケーションを指定したため。

error LNK2019: 未解決の外部シンボル _main が関数 ___tmainCRTStartup で参照されました。

やはりソリューションエクスプローラで右クリック、

プロパティ→構成プロパティ→リンカ→システム→サブシステムを、
- コンソール（/SUBSYSTEM:CONSOLE） → Windows（/SUBSYSTEM:WINDOWS）に変更

これで、mainじゃなくて、WinMainが呼び出されるようになるので、無事コンパイル出来る

Gitを使う準備

せっかくなので、ソース管理ツールのGitを使ってみる

ソリューションエクスプローラでプロジェクト名を右クリック、ソース管理→ソリューションをソース管理に追加...
ソース管理の選択で、GitをチェックしてOKとすると、プロジェクトのディレクトリにローカルのGitリポジトリが出来る

次に、表示→チームエクスプローラを開く

サードパーティ製Gitコマンドプロンプトツールをインストールしますと表示されているので、
- インストールという文字をクリックして、ライセンス条項を見てインストールボタンを押して、
- msysgitVS.exeがダウンロードされるので実行すると、インストーラが起動する
- Gitツールのインストールが完了すると、さらに以下のファイルのインストールを促される
  - Windows Azure SDK for Node.js
  - Windows Azure SDK for PHP
  - Windows Azure PowerShell
  - Windows Azure Cross-platform Command Line Tools
  - Githubを使うので、要らない気がするが、一応インストールしておいた³

なんか、Git GUIというツールがインストールされた。

チームエクスプローラで、設定→Git設定のグローバル設定で、

ユーザ名と電子メールアドレスを設定、ローカルの設定だが、visualstudioインストール時のユーザ名にしておいた

Githubへ接続してCommit

予め、 Githubにアカウントを作っておく。

ソースを公開設定するなら、費用は特に掛からない。

チームプロジェクトとの接続（コンセント・プラグのようなアイコン）を押して、チームプロジェクトとの接続

サーバに、ユーザ名.visualstudio.comを選択して接続

開発を開始するために次のワークスペースのマッピングを構成します

デフォルトで、$/ と、C:\Users\user\Source\Workspaces\ワークスペースになってるので、そのままマップと取得ボタン
- ワークスペースが正常にマップ⁴されましたと表示

Githubに、Sign Inして、新規のリポジトリを作っておく

とりあえず、vs_helloworldという名前にした
リポジトリのURLをメモしておく（https://github.com/username/vs_helloworld.git）

改めて、ソリューションファイルを読み込んで、プロジェクトを右クリック、コミットを選択⁵

コメントを入力して、コミットボタンを押すと、コミットがローカルで作成される
同期を押して、同期されていないコミットのリモートリポジトリに発行で、GithubのURLを入力
- https://github.com/username/vs_helloworld.git →自分のユーザー名、リポジトリ名を指定

原点のリモートが追加され、現在の分岐が発行されましたと表示
- Githubにコミットされたようだが、相変わらず、同期されていないコミットと表示されている。。

同期されていないコミットを選ぶと、Pushとか出来るようになる

リモートリポジトリに発行の項目で、リポジトリのURLを入力して、発行ボタンを押す
同期ボタンを押せば、この場合、Pushされて同期される（この場合、発行時にPushは既に完了しているかもしれない）

ソース管理プラグインの設定は、Microsoft Git Providerになってれば良いらしい。

Team Foundation Server は現在のソース管理プラグインではありません。と表示されていても気にしない。

変更してCommit

HelloWorld.cppを、ちょっと変更して保存すると、

ソリューションエクスプローラで、赤いチェックマーク（凄く小さいので見づらい）が付く

チームエクスプローラで、変更を押して、コミットのコメントを入力して、Commitを押す

これでローカルのレポジトリにコミットされるので、Pushすると、
- 今度は、１件のコミットが origin/master に正常にプッシュされましたと表示

結局、変更時の操作手順は、

ソースファイルを変更して保存
チームエクスプローラで、変更を押して、コミットのコメントを入力、Commitを押す →ローカル・リポジトリに保存
同期を押すと、リモート・リポジトリと比較して必要な操作、この場合はPushが行われるらしい →リモート・リポジトリに保存

Gitの動作の概要

水色の部分はローカルになる

コミットの前にIndexにステージングして、コミット内容を指定することは出来ないようだ

デフォルトでは、最新のCommitはmasterという名前で、

分岐すると、現在の最新のコミットに別名を付ける
- この状態でコミットすると、元のコミットは分岐した名前、新しいコミットはmasterになる（だと思う）

よく分かっていないので、VisualStudioの機能でうまく同期出来なくなることがあるみたい。

特に、リモートリポジトリをチェックアウトして、修正した場合のコミットが上手くいかない

その場合は、手動で、gitコマンドを使ってコミットしたら出来た。

まぁ、最初から新規でリポジトリ作り直すほうが簡単かもしれない。

²要するに、1byte文字列しか扱わない古いやり方。
³Githubだけを使う時は、ここら辺のツールは実際無くても動作する。
⁴このマップというのは、Gitとは直接関係がないような気がするけど、どういう意味があるんだろう？
⁵最初は、ソリューションをソース管理に追加を選択する必要がある。

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Windowプログラムの作成

Hello Worldと同様に、Win32コンソールアプリケーションで作成。仮にWindowTestというプロジェクトとした

プロジェクトの新規作成時に、新しいGitリポジトリの作成をチェックしておけば、ローカルリポジトリが出来るらしい

今度は空のプロジェクトをチェックして、何もファイルを作らないようにしてみる。

何もファイルが無いので、とりあえずWindowTest.cppというファイル名で追加

何もないWindowの表示

WindowTest.cppに、以下のソースを貼り付けてコンパイルする。エラーが出るので、

プロパティ→構成プロパティ→リンカ→システム→サブシステムを、Windows（/SUBSYSTEM:WINDOWS）に変更しておく

#include <windows.h>
#include <tchar.h>

TCHAR szTitle[100] = _T("My Program");

LRESULT CALLBACK WndProc(HWND hWnd, UINT msg, WPARAM wp, LPARAM lp) {
        switch (msg) {
        case WM_DESTROY:
                PostQuitMessage(0);
                break;
        default:
                return DefWindowProc(hWnd, msg, wp, lp);
        }
        return 0;
}

int APIENTRY _tWinMain(HINSTANCE hInstance, HINSTANCE hPrevInstance, LPTSTR lpCmdLine, int nCmdShow)
{
        MSG msg;
        HWND hWnd;
        WNDCLASSEX wcex;

        wcex.cbSize = sizeof(WNDCLASSEX);
        wcex.style                      = CS_HREDRAW | CS_VREDRAW;
        wcex.lpfnWndProc        = WndProc;
        wcex.cbClsExtra         = 0;
        wcex.cbWndExtra         = 0;
        wcex.hInstance          = hInstance;
        wcex.hIcon                      = LoadIcon(hInstance, MAKEINTRESOURCE(NULL));           // ICON
        wcex.hCursor            = LoadCursor(NULL, IDC_ARROW);
        wcex.hbrBackground      = (HBRUSH)(COLOR_WINDOW+1);
        wcex.lpszMenuName       = MAKEINTRESOURCE(NULL);                // MENU
        wcex.lpszClassName      = szTitle;
        wcex.hIconSm            = LoadIcon(wcex.hInstance, MAKEINTRESOURCE(NULL));      // small ICON
        if (!RegisterClassEx(&wcex)) return 0;

        hWnd = CreateWindow(szTitle, szTitle, WS_OVERLAPPEDWINDOW | WS_CLIPCHILDREN,
                        CW_USEDEFAULT, 0, CW_USEDEFAULT, 0, NULL, NULL, hInstance, NULL);
        if (!hWnd) {
                return 0;
        }

        ShowWindow(hWnd, nCmdShow);

        while (GetMessage(&msg, NULL, 0, 0)) {
                TranslateMessage(&msg);
                DispatchMessage(&msg);
        }

        return 0;
}

コンパイルすると、何も無い空のウィンドウが表示される。

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リソースを使う

Window上の部品を、プログラムの記述だけでやるのは結構面倒。

部品の大きさや、配置座標を別ファイルにしておくのがリソースファイル。

その編集をGUIでやるのが、リソースエディタになる。

リソースエディタのインストール

Visual Studio Expressには、リソースエディタが無いので、3rdパーティのリソースエディタをインストールする

ResEditをダウンロードする。

解凍したフォルダ毎、Program Filesにコピーして、ResEdit.exeには管理者として実行するようにしておく

最初の起動時には、実行モードを聞いてくるが、とりあえずCancel。

Option→Preferences...を開いて、以下の2つのパスを General→Include pathsで指定する

C:\Program Files\Windows Kits\8.1\Include\
C:\Program Files\Microsoft Visual Studio 12.0\VC\include\

さらに、改めてGeneralを選択して、Languageで Japanese を選択して、

ResEditを再起動すれが、メニューが日本語化される

ResEditを使うときは、あまりオプションを弄らない方が良いらしい。

Force CONTROL Statementにチェックを入れると、動作が不安定になる様だ。
- ResEditがABORTしたり、保存したリソースが開けないとか、いろいろ。この所為で結構時間を喰われてしまった。。

Dialogリソース

ResEditを起動して、Developer Modeで、プロジェクトのディレクトリを指定

ファイル→リソースの追加→ダイアログで、Dialogリソースを作成する

IDD_DIALOG1という名前で、リソースが作成される

貼り付けるため、枠は要らないので、BorderをNoneに設定する
また、StyleをChildに設定する

リソースは、この例ではWindowTest.rcというファイルにした

これを参照するために、リソースのID番号が必要で、これは resource.hに定義されているので、忘れずにIncludeしておく
```
#include "resource.h"
```

あと、プロジェクトのリソースファイルに、resource.hと、.rsファイルを追加するのを忘れないように

.rsファイルが、ResEditのプロジェクトファイルになる。

WindowへのDialogの貼り付けの詳細は、こちらを参照

Dialogにアイコンを付ける

ファイル→リソースの追加→アイコンで、Iconリソースを追加

例えば、IDを IDI_ICON1 とする

Dialog上に、PictureControlを追加

TypeをICONに設定
Imageを、IDI_ICON1に設定

アイコンの編集機能は、必要最低限だけなので、もう少しがんばって欲しい感じだけど。

Menuリソース

ファイル→リソースの追加→メニューで、Menuリソースを追加する

Type hereと表示されているので、例えば、File(&F)と入力

さらに、Fileメニュー内のType hereで、Exit(&E)と入力
- IDには、例えばIDM_EXITと入力する

あとは、WM_COMMANDでメニュー処理を行えば良い。

        case WM_COMMAND:
                switch (LOWORD(wp)) {
                case IDM_EXIT:
                        PostMessage(hWnd,WM_CLOSE,wp,lp);
                        break;
                default:
                        return DefWindowProc(hWnd, message, wp, lp);
                }
                break;

ただ時々メニューリソースの表示が変になっちゃうことがあるみたいだ。

そういう時は、ResEditを一旦終了して、再起動すると直る

プログラム

Mainウィンドウに、Dialogを貼り付けて、MenuとStatusバーを付けたプログラムを書いてみた。

ついでに、Aboutダイアログも表示するようにしている。

#include "WindowTest.h"
#include "resource.h"
#include <tchar.h>
#include <commctrl.h>
#pragma comment(lib, "Comctl32.lib")

TCHAR szTitle[100] = _T("My Program");
static int sb_size[] = { 100, 200, -1 };
globaldata g;

// Windowサイズの計算           // Windowの枠幅を取得する方法が良く分からないのでちょっと冗長だけど
void set_windowsize(void) {
        RECT rt;
        long wx, wy, cx, cy, sx, sy;

        GetWindowRect(g.hMain, &rt);                    // Windowの外枠サイズ取得
        wx = rt.right - rt.left;
        wy = rt.bottom - rt.top;
        GetClientRect(g.hMain, &rt);                    // Windowの枠内のサイズ取得
        cx = rt.right - rt.left;
        cy = rt.bottom - rt.top;
        GetClientRect(g.hSbar, &rt);                    // ステータスバーのサイズ取得
        sx = rt.right - rt.left;
        sy = rt.bottom - rt.top;
        GetWindowRect(GetDesktopWindow(), &rt);         // Desktopのサイズ取得
        g.deskx = rt.right - rt.left;
        g.desky = rt.bottom - rt.top;

        if (!g.count++) {                               // 初回だけ
                g.mainx = g.dlg0x+(wx-cx);              // WindowサイズをDialogに合わせる
                g.mainy = g.dlg0y+(wy-cy)+sy;
                MoveWindow(g.hMain,(g.deskx-g.mainx)/2,(g.desky-g.mainy)/2,g.mainx,g.mainy,TRUE);
                MoveWindow(g.hDlg0, 0, 0, g.dlg0x, g.dlg0y, TRUE);  //左上にDialogを配置
        }
}

// Mainウィンドウに貼り付けるDialogの処理
BOOL CALLBACK dlg0Proc(HWND hWnd, UINT msg, WPARAM wp, LPARAM lp)
{
        RECT rt;
        switch (msg) {

        case WM_INITDIALOG:                     // Window の初期化
                GetClientRect(hWnd, &rt);       // Dialogリソースのサイズ取得
                g.dlg0x = rt.right - rt.left;
                g.dlg0y = rt.bottom - rt.top;
                return TRUE;
        case WM_CLOSE:                          // Window を閉じる
                ShowWindow(hWnd, SW_HIDE);      // 実際は見えなくしているだけ
                UpdateWindow(hWnd);
                return TRUE;
        case WM_SIZE:                           // Windowのサイズ変更
                return TRUE;
        case WM_COMMAND:                        // Window のコマンド処理
                switch (LOWORD(wp)) {
                case IDOK:
                        return TRUE;
                case IDCANCEL:
                        return TRUE;
                default:
                        return (DefWindowProc(hWnd, msg, wp, lp));      //未処理はシステムに
                }
        }
        return FALSE;
}

// Aboutダイアログ表示
LRESULT CALLBACK VersionProc(HWND hdlg, UINT msg, WPARAM wp, LPARAM lp)
{
        switch (msg) {
        case WM_INITDIALOG:
                g.hVersion = hdlg;
                return FALSE;
        case WM_LBUTTONDOWN:
                EndDialog(hdlg, IDOK);
                break;
        default:
                return FALSE;
        }
        return TRUE;
}

// Mainウィンドウの処理
LRESULT CALLBACK WndProc(HWND hWnd, UINT msg, WPARAM wp, LPARAM lp) {
        switch (msg) {
        case WM_CREATE:                         //ウィンドウが開いたら
                InitCommonControls();
                g.count = 0;
                ShowWindow(g.hDlg0, SW_SHOW);
                UpdateWindow(g.hDlg0);
                g.hMenu = GetMenu(hWnd);
                g.hDlg0 = CreateDialog(g.hInst, MAKEINTRESOURCE(IDD_DIALOG1), hWnd, (DLGPROC)dlg0Proc);
                g.hSbar = CreateStatusWindow(WS_CHILD | WS_VISIBLE | CCS_BOTTOM | SBARS_SIZEGRIP, "sTaTus", hWnd, 1);
                SendMessage(g.hSbar, SB_SETPARTS, 3, (LPARAM)sb_size);
                break;

        case WM_SIZE:
                set_windowsize();
                SendMessage(g.hSbar, WM_SIZE, wp, lp);
                break;

        case WM_GETMINMAXINFO:
                MINMAXINFO FAR * lpmm;
                lpmm = (MINMAXINFO FAR *)lp;
                lpmm->ptMinTrackSize.x = g.mainx;       // 変更可能な最小サイズ
                lpmm->ptMinTrackSize.y = g.mainy;
                lpmm->ptMaxTrackSize.x = 640;           // 変更可能な最大サイズ
                lpmm->ptMaxTrackSize.y = 480;
                break;

        case WM_COMMAND:
                switch (LOWORD(wp)) {
                case IDM_VERSION:
                        DialogBox(g.hInst, MAKEINTRESOURCE(IDD_VERSION), hWnd, (DLGPROC)VersionProc);
                        break;
                case IDM_EXIT:
                        PostMessage(hWnd, WM_CLOSE, wp, lp);
                        break;
                default:
                        return DefWindowProc(hWnd, msg, wp, lp);
                }
                break;

        case WM_DESTROY:
                PostQuitMessage(0);
                break;

        default:
                return DefWindowProc(hWnd, msg, wp, lp);
        }
        return 0;
}

int APIENTRY _tWinMain(HINSTANCE hInstance, HINSTANCE hPrevInstance, LPTSTR lpCmdLine, int nCmdShow)
{
        MSG msg;
        HWND hWnd;
        WNDCLASSEX wcex;

        wcex.cbSize = sizeof(WNDCLASSEX);
        wcex.style = CS_HREDRAW | CS_VREDRAW;
        wcex.lpfnWndProc = WndProc;
        wcex.cbClsExtra = 0;
        wcex.cbWndExtra = 0;
        wcex.hInstance = hInstance;
        wcex.hIcon = LoadIcon(hInstance, MAKEINTRESOURCE(NULL));                // ICON
        wcex.hCursor = LoadCursor(NULL, IDC_ARROW);
        wcex.hbrBackground = (HBRUSH)(COLOR_WINDOW + 1);
        wcex.lpszMenuName = MAKEINTRESOURCE(IDR_MENU1);                         // MENU
        wcex.lpszClassName = szTitle;
        wcex.hIconSm = LoadIcon(wcex.hInstance, MAKEINTRESOURCE(NULL));         // small ICON
        if (!RegisterClassEx(&wcex)) return 0;

        hWnd = CreateWindow(szTitle, szTitle, WS_OVERLAPPEDWINDOW | WS_CLIPCHILDREN,
                CW_USEDEFAULT, 0, CW_USEDEFAULT, 0, NULL, NULL, g.hInst, NULL);
        if (!hWnd) return 0;

        g.hInst = hInstance;
        g.hMain = hWnd;

        ShowWindow(hWnd, nCmdShow);
        UpdateWindow(hWnd);

        while (GetMessage(&msg, NULL, 0, 0)) {
                TranslateMessage(&msg);
                DispatchMessage(&msg);
        }

        return 0;
}

中身は空っぽなんだけど、ちゃんとコンパイル出来た。

グローバル変数は、globaldataっていう構造体に纏めてある。

[top]

まとめ

基本的には、VisualStuduiExpressと、ResEditだけでちゃんとプログラム出来そう

まぁ、ResEditが時々Abortしたり、編集機能がちょっと貧弱ではあるけど。

自分は、C言語でSDKの簡単なプログラムしかしないんだけど、

とりあえず普通に使えそうなので、本格的に使うなら製品版を買っても良いかな〜と思った⁶

⁶んだけど、なんか昔よりかなり高くなってる。Standard Editionが無くなったのか!？

[top]

エラー

Visual Studio Express 2013を使っていて、引っ掛かったエラー

error C1033：プログラムデータベース '***.ibd'を開けません

コンパイルすると、以下のエラー

error C1033: プログラム データベース '***.ibd'を開けません

どうもNetDriveでマウントしたディスク上のプロジェクトだと、エラーになる様だ。

ローカルにプロジェクトを持ってくると、特に問題なくコンパイル出来る。

Visual Studioでは、NetDriveを使わない方が良さそう。

単に遅いから、タイムアウトしてるのかもしれない。

Character string expected.（ResEditのエラー）

DialogにListViewを追加して、VisualStudioでもちゃんとコンパイル出来たんだけど、

ResEditを一旦Closeすると、次にOpenした時に以下の行でエラーになる。

    CONTROL         "", IDC_FLIST, WC_LISTVIEW, WS_TABSTOP | WS_BORDER | LVS_ALIGNLEFT | LVS_OWNERDATA | LVS_REPORT, 17, 46, 390, 145, WS_EX_LEFT

この行を一旦削除すると、ProjectをResEditでオープン出来る様になるので、

もう一度、同じリソースを追加してやると、VisualStudioの方は特に問題なくコンパイルできるけど、
ResEditを再度立ち上げるとやっぱり同じ箇所でエラーになる

理由は全然わからない。困った。。

さらに弄っていると、「ResEditは動作を停止しました」となって、全く開かなくなる

こちらを見て、試しにテキストエディタで以下のように書き換えてみるとResEditでOpen出来るようになった！

rcファイルの最初に、#include ＜commctrl.h＞はあるんだけど、WC_LISTVIEWが定義されていないということなのかな？

    CONTROL         "", IDC_FLIST, "SysListView32", WS_TABSTOP | WS_BORDER | LVS_ALIGNLEFT | LVS_OWNERDATA | LVS_REPORT, 17, 46, 390, 145, WS_EX_LEFT

まぁとにかくは、毎回この箇所を修正して、騙し騙し使うしかないかなぁ。。

ResEditでSaveすると元に戻ってしまうので、いちいち WC_LISTVIEW → "SysListView32" に書き直す必要がある
- ダブルクォート付けるのを、忘れないこと！

定義されていないなら定義すれば良いかもということで、rcファイルの最初に以下の定義を追加（140616追記）

これで、毎回rcファイルを修正しなくても、ちゃんとOpenできるようになった！
```
#define WC_LISTVIEW "SysListView32"
```

ResEditのOption→Preferenceの、Code Generation→Resource Script Templeteに追加しておけば、

次に新規作成するときは、気にしなくても大丈夫かもしれない。

結局、以下をResource Script Templeteに追加した

#define WC_LISTVIEW "SysListView32"
#define UPDOWN_CLASS "msctls_updown32"
#define WC_STATIC "Static"

新規作成でなくても、保存すると追加される。

afxres.h could not be found in any include path. （ResEditのエラー）

以前、VisualStudio2005 Standardで作成したリソースファイルを開こうとすると、エラー

afxres.h could not be found in any include path. Do you want to continue anyway?

MFCのリソースを参照しているらしいので、VisualStudio2005 Standardをインストールしてから、

Option→Preferenceの、General→Include pathsに、afxres.hのある場所を追加
```
\Program Files\Microsoft Visual Studio 8\VC\atlmfc\
```

そうすると、ResEditでVisualStudioで作成したリソースファイルを読むことが出来る

これを、ResEditで保存すると、afxres.hのIncludeが無くなって、VisualStudioに依存しないリソースファイルになる

まぁ、VisualStudioを持ってないとダメなんだけど。。

とりあえず、手持ちのソースはリソースファイルを作り直しておこう。。。

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