RaspberryPi3設定メモ
by K.I
2016/11/29〜
Index
- RaspberryPi3のRaspbianのインストールと設定方法についての個人的なメモ
- まずは当然、RaspberryPi3、それ以外に必要なのは、
- ネットワーク接続環境 →出来ればWifiルータがあった方が良い。少なくとも有線接続のルータが必要
- HDMI接続のディスプレイモニター →HDMI入力のあるテレビとかでもOK
- USB接続のマウス →Bluetooth接続のマウス1はインストール時は使えないのでUSBマウスが良い
- USB接続のキーボード、或いはBluetooth接続のキーボード
- Etherネットケーブル →有線でインターネット接続する際2に必要
- SDROM →8GB以上が良いと思う。ここにOSをインストールする
- USB電源・マイクロUSBケーブル →2.5A以上の電流が取れるものが良い
1Bluetooth接続のキーボードと干渉することがあるので、あまりおススメしない。
2USB接続のキーボードが無い場合は、最初だけ必要。
[top]
- RaspberryPi3に、Raspbianをインストール
- 直接、イメージを書くんじゃなくて、まずインストーラのNOOBSを入れて、それからインストールする
- NOOBS_v2_0_0.zip
- あれ、Ver2に上がったばっかりだ。ちょっと嫌だなぁ。。
- SDカードフォーマッターをインストール
- 起動したら、オプション設定で、論理サイズ調整をONにして、SDROMをフォーマット
- クイックフォーマットで良いみたい
- 展開したNOOBSを、SDROMにコピーして、RaspberryPiにセットする
- RaspberryPi3に、
- HDMI接続のモニター
- USB接続のマウス
- USB接続のキーボード
- 以上を接続して、電源を接続する
- NOOBSが起動したら、Wifiを設定して、Wifiでネットワーク接続する
- 自分は、Bluetooth接続のキーボードしか持っていないので、RaspberryPi3に、
- HDMI接続のモニター
- USB接続のマウス
- Etherネットケーブルで、ネットワーク接続
- 以上を接続して電源を入れて、有線でネットワーク接続した。
- Bluetoothキーボードは、この時点では使えない。
- NOOBSが起動したら、まず言語を日本語、キーボードの設定をしておく。
- 次に、インストールするOS、この場合はRaspbianにチェックを入れて、インストールのボタンを押す
- 数十分掛かるので、しばらく別のことをして待つ
- 成功した場合、以下のDialog
OS instaled Successfly
- OKすると、Raspbianが起動する
[top]
- NOOBSをインストールせずに、直接Rasbianのイメージを書き込む方法もある。
- DebianのRaspberry版である、 最新のRaspbian(Jessie)を ダウンロード
- SDROMへの書き込みには、 Win32DiskImager を使う
- Win32DiskImagerを起動して、ダウンロードしたzipファイルを解凍したImageFileをSDROMに書き込む
- 自分は、16GBのマイクロSDを使った。
- 以前のRaspberryPiのマイクロSDは、押すと外れるタイプだったが、
- RasberryPi3は単純に引き抜くタイプに変わっているので、ピンセット等で抜き差しする
- SDROMの書き込みが終わったら、 Raspbianを書き込んだSDROMを差して、電源を供給する
- HDMIモニタの電源を先に入れてから、RaspberryPIの電源を入れるように3する
3同時でもOKだと思うが、HDMIを後にすると認識されない。
[top]
- Wifiのメニューから、Wifiルータを選択して、パスワードを入れる。
- もちろん、Ethernetケーブルで有線接続しても良い。
- USB接続のキーボードがあれば、そのまま使える。
- でも、自分は持ってないので、Bluetooth接続を試してみた。
- Bluetooth接続のキーボードを接続してみた。
- Bluetoothのメニューから、Add Deviceを選んで、キーボードの電源を入れると、
- xxxxxxの数値をキーボードでタイプして、Enterキーを押すと、
- Connected Successfully と表示されて、コネクトされた
- デフォルトでは、時刻がUTCになってるので、場所を日本に設定する
- 左上のラズベリーパイのメニューから、Preference→RaspberryPi Configurationを選択
- Localisationタブを選択、Set Localeボタンを押して、以下の設定
- Language → ja(Japanese)
- Country → JP(Japan)
- Character Set→ UTF-8
- Would you like to reboot now? と聞いてくるので、Yesで再起動する
- 日本語フォントは、初めからインストールされているようだ。
- JISキーボードの場合は、設定→キーボードとマウスで、キーボードのレイアウトの設定が必要だと思う。
- 自分が使っているのは、HHKB(Happy Hacking Keyboard)なので、その設定について
- HHKBを接続したら、通常のKeyboardLayout設定では、USがうまく選べない
- Terminalを起動して、raspi-configで、キーボードを設定する
$ sudo raspi-config
- Internationalisation Options → Change Keyboard Layout を選択
- ちゃんと、Happy Hacking Keyboard があるので、選択する
- UKになってる場合は、USに変更しておく
- Terminalから、以下のように ibus-anthyのパッケージをインストール
$ sudo apt-get install ibus-anthy
- 続行すると、インストールに数分掛かるので、ちょっと待ちます。
- インストールが完了したら、左上のラズベリーメニューから、設定→IBusの設定を選ぶ。
- 最初は、iBusが起動していないので、起動確認のDialogが表示されるので、起動する。
- キーボードショートカットの設定は、初期状態で、<Super>spaceになっている。
- Super,Hyper,Metaは、昔のLispマシンで使われたキーボードにあったキーらしい。
- Superは、WindowsキーやAppleキーで代用、Metaは、Altキーで代用出来るようだ
- でも、自分の場合、Winキーを押すとメニューが出てしまうので、
- やっぱり、<Control>spaceに設定した。
- Bluetoothのメニューの左側に、USと表示4されるようになった。
- このメニューから、日本語入力に変更することも出来る。
- もちろん、Ctrl-Spaceで、日本語入力への切替も出来るようになった。
- Terminalでは、日本語入力できないので、アクセサリ→Text Editor等で試してみると良い
- 最新のモジュールじゃないと不具合があったりするので、
- でも途中でドキュメントっぽいものが表示されたりして止まることもあるので、
- 途中で、キー入力が必要になったが、Bluetooth adapter not found と表示されてキー入力が全く出来なくなった。
- たまたまTextEditorが開いていて5、そこからマウスで空行(Return)をコピーして、Pasteしたら動いた。
- rebootしたら、Bluetoothがまた有効になった。Bluetoothキーボードはこんな問題もあるのか。。
- 最新版のファームにする場合は以下のコマンドを実行するが、
- これは通常はやらなくても良いらしい。
$ sudo rpi-update
- Upgradeで chromium-browserが保留されていることがあるようだ
:
以下のパッケージは保留されます:
chromium-browser gstreamer1.0-plugins-bad libgl1-mesa-dri
libgstreamer-plugins-bad1.0-0 raspberrypi-sys-mods rpi-chromium-mods
sonic-pi wolfram-engine xserver-xorg-input-all
アップグレード: 0 個、新規インストール: 0 個、削除: 0 個、保留: 9 個。
- そういう場合は、改めてChromium-browserだけをUpgrade6する
$ sudo apt-get upgrade chromium-browser
$ uname -a
Linux raspberrypi 4.4.21-v7+ #911 SMP Thu Sep 15 14:22:38 BST 2016 armv7l GNU/Linux
$ df
ファイルシス 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置
/dev/root 15180208 4142220 10360912 29% /
devtmpfs 469532 0 469532 0% /dev
tmpfs 473864 0 473864 0% /dev/shm
tmpfs 473864 6460 467404 2% /run
tmpfs 5120 4 5116 1% /run/lock
tmpfs 473864 0 473864 0% /sys/fs/cgroup
/dev/mmcblk0p1 64456 21480 42976 34% /boot
tmpfs 94776 4 94772 1% /run/user/1000
4自分は、USキーボードを使っているので、USと表示されるが、JISキーボードの場合はJPとなるらしい。
5そうじゃなかったら、最初からUpgradeやり直しになるところだった。
6何故、保留になったのかよく分からないので、あまり推奨されないのかもしれないが。
[top]
- 自分はレンタルサーバを借りているので、
- ssh接続で、外部のサーバをマウントできるようにする
sudo apt-get install sshfs
- fuse.confで、allow_otherオプションを有効に(コメントを外す)
$ sudo vi /etc/fuse.conf
:
:
user_allow_other
sudo mkdir /mnt/マウントポイント
sudo sshfs -o allow_other ユーザ名@サーバ名:/パス名 /mnt/マウントポイント
- USBキーボードを持っていないので、Xのデスクトップ上で使える仮想キーボードをインストールしてみる
- メニューから、アクセサリ→Keyboardで起動できる
- 設定→Main Menu Editorで、アクセサリの項目を見るとちゃんとKeyboardがある。
- よく分からないけど、一回チェックを外して、もう一度チェックし直してOKしてみる
- もう一度メニューで、アクセサリを見ると、今度はKeyboardがあった。
- 起動してみると、画面の横幅一杯に大きくキーボードが表示された
- とりあえず、これでBluetoothキーボードが使えない時にもなんとかなりそう
[top]
- 固定IPの設定方法が、 以前とちょっと違っているようなのでメモ
- SSHが、デフォルトでは無効になったらしい。
- /boot/sshファイルを作成して、再起動すると有効になる
$ sudo touch /boot/ssh
- 起動時に、SSHが ユーザ名pi、パスワードraspberryで、有効になったと表示8される
- 確かに、これはセキュリティ上、あまり好ましくないかもしれない。
- メッセージは尤もなので、パスワードは変更しておきましょう。
- RaspberryPiから、PCをON/OFF出来たら便利だな〜ということで、やり方を調べてみる。
- PCの起動は、etherwakeでMACアドレスを指定する
$ sudo etherwake 11:22:33:44:55:66
- 自分のRasprebbyPiはWifi接続なので、こうしなきゃダメだった
$ sudo etherwake -i wlan0 11:22:33:44:55:66
- シャットダウンは、netコマンドでIPアドレスと、管理者アカウントのユーザ名%パスワードを指定する
$ sudo net rpc shutdown -I 192.168.1.xxx -U username%password
Could not initialise pipe winreg. Error was NT_STATUS_OBJECT_NAME_NOT_FOUND
- でも、なんかエラーになるので、ググって、 対策を探してみる
- どうやらWindows側で、レジストリをちょっと弄らないとダメらしい。
- regeditを起動して、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Systemに
- DWARDで、LocalAccountTokenFilterPolicyキーを追加して、値を1に設定する
- あと、Windows側は固定IPに設定しておくことを忘れないように
- これで、無事、PCをシャットダウンできるようになった
$ sudo net rpc shutdown -I 192.168.1.xxx -U username%password
Shutdown of remote machine succeeded
- RaspberryPiからPCをON/OFF出来るって、結構、気持ちいい!
- Sambaをインストールして、ファイルサーバにしてみる
- RaspberryPi Zeroでやってみて、うまく行ったので同じようにやってみよう
- JessieにはSambaは既に入ってるみたいだけど、アクセス出来なかったので、再インストールした
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install samba
- /etc/samba/smb.confに、青字を追加
[global]
unix charset=UTF-8
dos charset=CP932
workgroup=WORKGROUP
[share]
path=/var/shared
read only=no
browseable=yes
sudo systemctl restart smbd
sudo systemctl restart nmbd
$ sudo mkdir /var/shared
$ sudo chmod 777 /var/shared
$ sudo useradd -s /usr/sbin/nologin username
$ sudo pdbedit -a username
7wlan0 は Wifi接続の場合。有線の場合は eth0 にする。
8これは、初回だけじゃなく、毎回しつこく表示される。
9-aはシャットダウンを中止するオプション。
[top]
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